128 東野圭吾 講談社
すっごく久しぶりの東野圭吾。夫の購入本である。私の未読本の棚にかなり長いこと置きっぱなしだった。図書館の返却期限本がたまたま途絶えたので、チャンス!とばかりに読んだ。こういうミステリは久しぶり。人がじゃかじゃか死ぬ話。苦手なんだけど、つい読んじゃうこともまた、事実である。
高級別荘が集まる地域でセレブが集まってバーベキューパーティを開いたら、あらら、大勢、殺されちゃいました、というお話。で、生き残った関係者全員が集まって、あれこれ話をするうちに頭脳明晰な警部さんが事件を解決する。オーソドックスな推理小説だけど、最後に二転、三転するのはさすが東野圭吾。
登場人物が多すぎるので、本当はメモを取りながら読んだほうがいいかも。私は何度も何度もページを戻りながら読んだ。だって電車の中だったのでね。人が大勢いるところで読みたいのよ、人が死ぬ話は。じゃないと怖くなってしまう、小心者の私。
よくできた推理小説なんだけど、もういいかな、と、どこかで思う。もっとぐっと心を鷲掴みされるような本が、今は読みたい。
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