いぬ

いぬ

47 ショーン・タン

ショーン・タンの絵本はどれも好き。いつも通り岸本佐知子さんの翻訳も、とてもいい。

人類と犬は長い長い間の友達だ。私も、子ども時代、そして高校時代から大人になるまで、犬を二匹飼った経験がある。犬は、友達でもあったし、仲間でもあったし、子分でもあったし、時にはカウンセラーですらあった。乱暴でいうことを聞かない厄介な相手であることもあったけれど、私はずっと彼らが好きだったし、彼らも私を好きでいてくれたと思う、まちがいなく。

まあ、でも、もう犬を飼うことはできないと思う。私たちは旅に出るし、自分たちの世話で手いっぱいだから。でも、犬は好きだ。ずっと好きだと思う。