35 よしながふみ 講談社
前巻はこちら。連載も間もなく200回だという。長いことこの漫画を読んできたけれど、ずっと面白かったし、おいしかった。これからも読み続けたい。それにしても、本はできるだけリアル書店で買いたいと思って、これもまず書店に行ったのだけどみつからず、尋ねたら「完売しました」だって。なんだかなあ。配本がそれしかなかったのだと思うけど、残念だ。結局ネットで買ってしまった。
シロさんもついに還暦。その少し前にお母様が亡くなったので、誕生日どころではなかったけど、プレゼント代わりにケンジにやってほしいことがあるという。それがもう、なんか泣いちゃうわ。大事な連れ合いに何かあった時、社会的に家族として認められないことへの危機感がシロさんにはある。これ、想像じゃなくて具体的にほんとにそうだからね。シロさんは弁護士だから余計によくわかっている。日本でも早く同性婚を認めればいいのに。大事な人と家族になるって、とても重要なこと。みんな、本気で考えようよ。
今回もおいしそうなレシピがいっぱいあった。アユをたくさんいただいちゃったのはうらやましい。うらやましいけど、そんなにたくさんあったら私も困るかも。鮎ご飯、おいしそうだったなあ。鶏のチリソースとか、野菜たっぷりのチヂミとか、うちでも作りたい。堅実で良いメニューだ。
亡くなった人の思い出話を、いろんなところでいろんな人がしてくれるのはいいね。人はそうやって生き続けるのだと思う。シロさんのお母さまも、いろんな場所で静かに生き続ける。自分の人生が限られていることを実感するこの年齢になったからこそ、こんなエピソードが身に染みるのかもしれないね。
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