「こんにちは!マドモアゼル」 内藤ルネ
1959年に、ひまわり社から刊行された本を2004年に復刻した本。
内藤ルネは、中原淳一の「ジュニアそれいゆ」の創刊からの主力メンバー。
当時のセブンティーン向けのおしゃれな本。
ファッション、イラスト、読み物、スターの紹介、ちょっとした手芸や工作、生活をおしゃれに彩るための工夫。
私が生まれるよりも前に出された本なのに、驚くほどファッショナブルで、洗練されている。
スターの紹介なども、今みたいにベタじゃない。
絶対的な華やかさを持っているあなたたちのアイドルスターへ、僕はこんなイメージを持っています。あなたのイメージはどんなですか
何を着ても似合うヤセッポのシンデレラ姫 雪村いづみちゃん
可愛くて腕ップシの立ちそうもない若殿様 里見浩太郎クン
(こんにちは!マドモアゼル」 内藤ルネ より 引用)
って、この登場人物に驚いちゃう。
ぬいぐるみの作り方や、花の飾り方、お部屋の小物。
おちびがこの本を見たら、もう、夢中になって、小さな棚をひとつ、リボンと厚紙で早速作りました。
それから、イラストを次々と模写して、最後に、古くなった団扇の骨を使って、内藤ルネ風 ネコのイラスト団扇を製作しました。
これが、なかなかの出来で、いいじゃん、夏休みの作品に提出したら?と思ったのだけど、彼女はイヤなんだって。
余談だけど、この夏は、そのほかにも、体操服袋をひとつ、かなり凝ったものを自分で縫ったのだけど、これも、初日から使いたいので、作品としては出さないって・・。
毎年、たくさんいろいろなものを作っても、作品としては、割としょぼいものしか出したがらない。もったいないなあ、と思ってしまう母なのであります。
すっかり内藤ルネにはまってしまったおちび。
調べたら、ルネさんの美術館が、修善寺にあるのね。なんと、我が家が贔屓にしてる蕎麦屋のすぐ近くに。前を通っただろうなあ。ああ、行けばよかった。
2009/9/3