85 六多いくみ 文芸春秋
戦争反対駅前スタンディングをきっかけにこの人の名前を知って、作品を読んでみた。とてもまじめに世の中のことを考えている人だと思う。
東京で就職した女性が、限界を感じて地元に帰り、そこで少しずつ自分を取り戻していくストーリー。30代前半の女性のリアルな感覚が描かれている。そうか、今はこうなっておるのか、とおばちゃんは知ったのである。
恋人に上手に自分の気持ちを伝えられず、というより自分が本当には何を感じているのかも明確にとらえることができず、逃げだしてしまうエピソードを見ると、こういうところは昔と同じなのかなあと思ったりもする。私の気持ちを相手がわかってくれない、と思ったり、実は相手の気持ちをわかっていないのは私だったのか、と気づいたり。そういうことの繰り返しの中で、人とのかかわり方を学んでいくんだよなあ。
疲れていると、追いつめられると、ご飯作ったり、お風呂に入ったりがすごく大変なことになってくるけれど、できることをやりながら、自分を大事にしようね、という漫画であった。
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