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「みっつのねがいごと」 マーゴット・ツェマック文・絵 岩波の子どもの本
元々はドイツの民話なのかな。森で子鬼を助けた木こりの夫婦が、三つの願いごとをかなえてもらえることになったのだけど、あれこれ考えているうちに、だんながうっかり、「晩飯に鍋いっぱいのソーセージがほしいな」と口に出してしまったおかげで、ひとつ願いごとを使ってしまう。怒った女房が「こんなソーセージなんか、あんたの鼻にくっついちまえ!」と罵ったおかげで鼻にソーセージがくっついちゃって、最後のお願いは、ソーセージを取ることになっちゃった、というお話。
これ、有名だと思っていたのに、うちの夫は知りませんでした。へー。
こどものころ、このお話を読んで、自分なら何を願うだろうか、少なくともこの木こりの夫婦のように失敗はしないぞ、と強く心に誓ったのを思い出しました。、残念ながら、まだ子鬼に会う機会はないけれど、会ったときは、私、絶対うまくやってみせるわ、と思い続けて◯十年。今だって、諦めちゃいないわ、私。さあ、何をお願いしようかな。
2012/10/6