80 江口絵里・作 かわさきしゅんいち・絵 藤原義弘・監修 童心社
クジラってものすごく大きい。そして、生き物はいつか死ぬ。死んだクジラはどうなるのかな。深海は、餌も生き物も少ない場所だけれど、そこにクジラの死骸が沈んでくる。そのクジラの体は、長ければ100年にもわたってさまざまな生物の命を支え続ける。はじめはサメ、コンゴウアナゴなどが肉を食べ、タカアシガニやグソクムシなど小さな生物が続き、骨だけになると、こんどはホネクイハナムシという骨を食べる生物があらわれる。その後も長期間にわたりクジラは分解されていく。
知らなかった。そうだよなあ。あんな大きなクジラが降ってきたら、深海はお祭り騒ぎだ。半年以上もおなかをすかせまくった生き物たちが、大喜びで端から食べつくすわけだ。見たこともない、考えたこともない場所で、全然知らなかった出来事が展開されているのだなあ。感動してしまう。
子ども向けの絵本だけど、大人にも読みごたえのある絵本。監修しているのは、国立研究開発法人海洋研究開発機構の藤原義弘氏。
これも因島「SEA BRIDGE」で読んだ絵本。
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