112 能町みね子 株式会社hayaoki
副題は「あんたは青森のいいとこばっかり見ている」。帯には奈良美智と矢野顕子という青森の二大巨頭が推薦文を書いている。
「ショッピン・イン・アオモリ」という著作からも明らかなように、能町さんは青森が好きである。そう書く私も実は青森が大好き。蔦温泉から始まって、十和田美術館、酸ヶ湯温泉、八甲田山、弘前、五所川原、十三湖、岳温泉、奥入瀬渓流、三内丸山遺跡、青森県立美術館、下北半島、恐山、浅虫温泉、津軽半島、黄金崎不老ふ死温泉・・・・結構行ってるなあ。大好きな県である。というと、「なんで?」「どこがいいの?」と不思議がる青森の人の謙虚で自虐的なところまで好き。青森の人は、「なら、冬に住んでみろ」「あんたは青森のいいとこしか見てない」と怒り出すらしいが、それでもいいところを書き連ねたい…というのがこの本の趣旨。いいじゃないですか。私も、青森のいいとこしか見てない。でも、好き。
それにしても、この本は一般的な観光地ではない、県の端っこ、バスの終着停留所、県境、「バス停前」という不思議な名前のバス停、昔ながらのドライブインや「ナマコ愛すクリーム」なんてへんてこなスウィーツなどなど、実にニッチな紹介を繰り広げている。それがまた味わい深くていい。青森ってそういう場所だ。ディープに味わうと思わぬものが飛び出てくるような。
ああ、また青森に行きたくなってしまった。これから暑い夏が来る。青森なら少しは過ごしやすいかなあ・・・。
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