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「プリニウス 1」ヤマザキマリ とりみき 新潮社
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「スティーブ・ジョブス 1」
ヤマザキマリ著 ウォルター・アイザックソン原作 講談社
「国境のない生き方」で読みたいと思った「プリニウス」と「スティーブ・ジョブス」である。漫画は、よほど贔屓の作家でないとなかなか購入しない。どんどん巻が重なって、場所を取りすぎ、我が家の書棚事情を逼迫させるからである。が、これらの本がツタヤのレンタルで見つからなかったため、とりあえず一巻ずつ買ってみた。
どちらも最初から大河が見込まれているため、一冊で大きなオチがあるわけでもなく、感動に至るわけでもない。とりわけ「スティーブ・ジョブス」は原作があるからなのだろうけれど、どこか淡々と彼の子ども時代をなぞっているという感じがあり、ヤマザキマリ特有の弾けた感じがない。一方、「プリニウス」はとり・みきとの共著であるが、ヤマザキマリの妄想や自由な遊び心が感じられ、プリニウスの人間味が伝わってくる。
読むとしたら、まずは「プリニウス」かな、と思った。が、続きは、他にも読む本が多すぎて、もうちょっと先になるかも。
2017/9/27