台湾旅行記6

台湾旅行記6

さて、今日は、夫の趣味の建物探し。日本統治時代のレトロな建物を見て歩きます。

港の方へ歩いていく。途中どう見ても熊本のくまモンそっくりの人形に出会う。中華風のパンツを履いてるから別人(別熊?)なのはわかるけど、これ、明らかにパクリじゃない?

広々とした場所に出て、電車が走っているらしい。線路に普通に入れちゃうけど、大丈夫?草原のような広場を歩いて抜ける。

昔の駅、昔の銀行、商店などなど、日本風の建物のある街に着く。

今は喫茶店になっている場所もあるが、朝早いのでまだ空いていない。

そこらをぶらぶらしていたら、海上を船が走っているのが見える。呪術廻戦の船、スヌーピー柄の船。なんだそりゃ。

近いので船着き場に行ってみると、持ってる交通系カードで乗れそうなので、試しに乗ってみる。どこに行くのか、いくらかかるのかもわからないけど、カジュアルな格好の人が普通に乗ってるから、たぶんそんなに遠くに行かないだろうし、まあ、今日中には帰って来れるだろうし。という安易な考えで、何も確かめないで乗る。おお、なんという自由!船上のベンチに腰かけていると、するすると船は動き出す。昨日歩き回っていた芸術特区が遠くに見渡せる。どこへ行くのかなあ、この船。

と思ったら、あっという間に対岸に到着。あらま、橋の代わりに乗る船なのね。乗船時間五、六分かあ。でも、どこに着いたかはよくわからない。わからないまま、降りて歩き出す。

どうやら観光客らしい団体さんがいるのでその後をついていくと、お土産屋さんが立ち並ぶ道、派手なお寺があって、それから団体さんはどうやら観光バスに乗るらしいので、そこはパスしてまっすぐ進むと海岸に出た。

そうか、ここは海水浴場か。まさか、11月にここで泳ぐ馬鹿はいないよな‥と思ってたら、あらまあ、男の子が一人、泳いでましたとさ。

砂浜を堪能してから来た道を戻り、同じ船に乗って元の港へ戻る。行ったり来たりしてるのね、船。さっき見た、古い日本の建物をリノベーションした喫茶店に行くと開店したので、入ってお茶にする。いい雰囲気のお店。書棚には日本語の本が並んでいる。京都のお茶の本とか。私たちにしては珍しく、ケーキなんかも頼んでゆったり休む。

さて、それから観光スポットの龍虎塔に行くことにしたのだけれど、なんと今改修中だという情報が。どうする?と話し合ったが、せっかく来たのだし、行くだけ行ってみようかということになり、地下鉄で向かう。南国っぽい公園を延々歩いて、到達した龍虎塔は、なるほど、改修中。

でも、中には入れるので、龍の口から入って、トンネルのような中には閻魔様やらいろんな怖そうな神様がいて、虎の口から出る。

うーん、中国っぽい場所だわー。例のくまモンのそっくりさんもいたりして。龍虎塔は大きな池に面していて、向こう側には派手なお堂も見えるが、もう疲れたので帰る。来る途中、道の駅のような観光センターがあったので、そこへ行けばお昼が食べられるかな、と思ったら本日休業だって。お腹すいちゃったし、試しに近くのセブンイレブンで中華っぽいお弁当を買って、イートインしてみる。店員さんが親切で、お弁当はあっためてくれたし、席も確保してくれたし、これはこれで楽しい経験。そういえば、コンビニは日本と同じくらいあちこちにあった。ファミリーマートは「全家」ですって。なるほどね、

いったんホテルに帰り休憩。夜は、もう最後だからちょっといい処に行こう、と近くの高級ホテルの点心の店へ。ワゴンでいろんな転身を運んできて、好きなのを選んだり、テーブルのタブレットで注文もできる。

以前にマカオで食べたエッグタルトがすごくおいしかったのを思い出して注文。中身はほぼプリンでした。

あったかいプリンも結構おいしいのね。

翌日は台湾最終日。わりに早く準備できたので、予定より早い台湾新幹線に乗って台北へ戻る。時間があるので、初日に行けなかった龍山寺へ。例によって台湾のお寺は派手だ。パワースポットなんだって。

それから空港へ移動。空港で牛肉麺を食べてから搭乗。機内で「フォレスト・ガンプ」を見たのだけれど、エンディング直前で、もう羽田に着いちゃった。台湾って、近いわ。ああ、ガンプは最後、どうなったんだろう・・というわけで、楽しい旅でした。夫が退職してから、日数を気にせず旅ができるようになったのがとてもありがたい。ひとつの町にじっくり滞在すると、いろんなものが見えてくるなあ、と思ったのでした。台湾、とにかく美味しかった!

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