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「夜明けの縁をさ迷う人々」 小川洋子 角川書店
野球練習場の横で逆立ちの練習を続ける曲芸師、教授宅の留守番をしている女性、エレベーターの中で、上下移動の世界だけでしか行きられないイービーという小さな男性、完全な球体の家、楽器のために涙を売り続ける少女・・・。
小川洋子という作家は妄想の中で生きている、とつくづく思う。「原稿零枚日記」の不思議さを思い出した。シュールでちょっと怖くて、他に人には決して作り出せない世界。得がたい作家だ。
2013/8/1
本が好き、笑うのが好き。
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「夜明けの縁をさ迷う人々」 小川洋子 角川書店
野球練習場の横で逆立ちの練習を続ける曲芸師、教授宅の留守番をしている女性、エレベーターの中で、上下移動の世界だけでしか行きられないイービーという小さな男性、完全な球体の家、楽器のために涙を売り続ける少女・・・。
小川洋子という作家は妄想の中で生きている、とつくづく思う。「原稿零枚日記」の不思議さを思い出した。シュールでちょっと怖くて、他に人には決して作り出せない世界。得がたい作家だ。
2013/8/1