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「天国旅行 TRAVELS TROUGH HEAVEN」 三浦しをん 新潮社
息子が帰省してきたり、家族で箱根に旅行したり、実家に顔を出しに行っている間にブログの仕様が少々変わっていました。今までの日記の写真が何故か全部左に寄っちゃってるんだけど、直すのがめんどくさいのでそのままにしてあります。やれやれ。新しい仕様に慣れていないので、変なことになっちゃってる場合があったら教えてくださいませ。
で、本の話だけど。
しをんさんは面白いなあ、と未読本を探しては読んでいるのだけれど、これは結構大変でした。というのもね。テーマが心中なの。
そもそも人が死ぬ話が余り好きじゃないうえに、男女が一緒に死んじゃいましょうという話だとねえ。重たいっす。
「君は夜」という短編が、ものすごく印象に残った。夢のなかで違う人生を生きる話なんだけれど、これが妙にリアルで、読み終えた後、寝るのがちょっと怖くなるような。というのも、私はわりによく夢をみるというか(人と比べたことはないけどさ。)、夢を覚えていて、それを何度も反芻してしまうようなところがあるので。
読み終えて、ぞぞっとしてしまうという点ではホラー小説のような味わいでもありました。これは私、あんまり得意じゃないぞ。
2013/8/16