文芸誤報

文芸誤報

2021年7月24日

「文芸誤報」 斎藤美奈子 朝日新聞出版 

これは、週刊朝日と朝日新聞の書評をまとめたものです。
斉藤さんは、作者に偏見を持たずに何でも読まれるから、そこが好き。
劇団ひとりとか、千原ジュニア(様)とかも、公平に読んで、良いものは良いと言う、あたりまえのことだけど、立派だと思います。
まあ、これは私の趣味で言ってるんだけどね。

そういうわけで多種多様な作者の本が選ばれていて、おお、こんな本があったのか、と目からウロコが落ちながら、どんどん読みたい本が。
ちょうど手元にあったサーティワンアイスクリームの美味しそうなリストを小さくちぎって、読みたい本のページに挟みこんでいったら、31フレーバー使い切っちゃって足りないです。
うっふっふー。

それにしても「紀香魂」なんかもちゃんと書評していて、笑える。

とても優しいです。心が真っ直ぐで純粋で、女性のことをとても大切に思ってくれる心があると思います。本当にお上手にお育てになられて・・・・・.素晴らしいご両親なんだろうと思ってました。
(「文藝誤報」斎藤美奈子より引用)

なんて陣内の両親に言ってた紀香ちゃん、ほぼ一年後には浮気されて離婚するなんて、この書評の時点でも、まだだれも夢にも思ってなかったのね・・・この世の無常だわ。

「使ってみたい武士の日本語」(野火迅)なども、ぜひ、読んで、日常会話に使ってみたい所存でござる。

2010/10/25