117 ボンボヤージュ 主婦と生活社
「旅ボン 台湾・高尾編」の続編である。昨年夏、コロナ禍で家から六に出られず、悶々としているときに前編を読んだ。続編はいつになるかわからん、と書いてあったが、いつの間にか出ていたのだなあ。
台北旅行ではお約束の夜市、十分でランタンを飛ばし、九份で「千と千尋の神隠し」の舞台を見て、最後に小籠包。どんな台湾本にも載ってるやつ、である。ボンボヤージュの旅ボンは、何にもわからないまま行って、いろいろ失敗したり間違ったりして、かなりオリジナルな旅が楽しめていたはずなのだが、この本は、あまりにもフツーだ。そして、手抜き。だって、本を書くためのメモとかスケッチとかをそのまんま載せちゃってるし、絵を描くのが面倒なところは全部写真になっっちゃってる。なんだかなあ。
確かに、台湾には行きたくなった。小籠包も食べたくなった。けれど、よーし、旅ボン、これからも全部新しいのが出たら買うぞ!!とは思わなくなった・・・かも。
それもこれも、コロナ禍でどこにも旅できなくて、みんな鬱屈しているからなのかしら。なんだかなあ。