橋本治が死んだ。嘘だろう?天才なのに。
つい最近、新作を読んだ気がしていたなあ。「草薙の剣」だ。まだ半年たってないのに。
その他に、このブログで取り上げてあるのは、「蝶のゆくえ」、「橋」、「幸いは降る星のごとく」、「負けない力」、「菅原伝授手習鑑」、「九十八歳になった私」。どれも傑作である。
死因は肺炎だそうだが、がん闘病中だったというから抗がん剤による免疫力低下だったのだろうか。がんは治りましたが、患者は死にましたってヤツか。嗚呼。
小説家、評論家、エッセイストの他に、編み物家としてもすごい人だった。「男の編み物」という本はすごいよ。
なんだか呆然としてしまう。伊丹十三が亡くなった時以来だ、こんなの。
悲しい。
2019/1/30