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「素晴らしき、この人生 What a Wonderhul Life!」
はるな愛 角川書店
いわゆるタレント本ではありますが。
私は、ゲイやISという性のマイノリティの人たちに強いシンパシーを感じるところがあります。ごく若い頃からそうでした。自分に正直であるだけで、社会からはじき出されてしまうような存在である人たちに、どこか自分を重ねる部分があったのかもしれません。
それでも、最近は、私の若かった頃に比べたら、かなりマイノリティの人たちも生きやすい社会になりました。なりはしたけれど、それでも、まだまだ、彼らの生きにくさというものは厳然とあるのでしょう。そんな中でも、傷ついたり、苦しんだりしながら、自分らしい生き方を選ぶ彼らに、私は勇気を感じるし、励まされるのです。
読めば、愚かしい行為もたくさん見つかります。でも、それでも、頑張っていきてきたんだな、と心打たれます。そして、これからの人生に幸あれと願わずにはいられません。
2011/9/7
