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「海街diary3 陽のあたる坂道」吉田秋生 小学館
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「海街diary4 帰れないふたり」吉田秋生 小学館
実は、「帰れないふたり」を先に読んだのよ。なんとなくわかんない感じがしていた。中間テストの準備をしなくちゃいけないおちびが飛びついて読んでいたが、前の巻も読みたいという。そうよね。テスト前に読む漫画の甘美さは、私も知ってる。というわけで、家中探したけど、三巻が見つからない。読みたい本が行方不明になるのは、我が家じゃありふれた事件だけれど、一、二巻は揃えておいてあるのになぜ?と疑問に思い、読書記録を調べたら、あらら、三巻の記録がない。おお!読み飛ばしていたのか!で、慌てて三巻を買ってきて読んだら、これがいいのよね。もう、泣けてきちゃう。
吉田秋生は学生時代からずっと読んでいる。いつも胸をぐっと掴まれる。シリアスな場面でも、ふっと笑っちゃう気持ちがあちこちにちりばめてあって、気持ちが軽くなる。でも、大事なことは、はずさない。まっすぐに伝えてくる。
いいなあ。こんなふうに思いを伝えられたら。こんなふうに物語を紡げたら。いつもそう思いながら読んでいた。今もだよ。
吉田秋生は、どんどん上手くなる。天才だね。
2011/10/6