はじめアルゴリズム 1~3

はじめアルゴリズム 1~3

2021年11月8日

95 三原和人 講談社

数学の天才少年の漫画である。数学は世界を表す。たまたま見つけた数で遊ぶ少年の才能を、かつて脚光を浴びた数学者が見出し、導いていく物語。数学者のライバルの孫や、アイドル志望の少女など、様々な人間模様も絡めながら、様々な数学の真理と出会い、力を蓄えていく少年の姿が描かれる。彼は、小学生にして数検一級に合格するが、そんなものに意味を見出すわけでもない。ほしいのは権威でも学歴でもなく、ただただ数学の世界で遊ぶこと、世界の美しさを解き明かすこと。

数学がまーったくダメだった私でも読める漫画である。そういえば、大学時代、数学科の子が、1の隣に2があることの美しさについて力説していて、なんじゃそら、と思ったことを思い出しましたです、はい。数学って、美しい世界なんだねえ。