わがやなら、こうする

二千円問題に関する討議が、まだ続いています。(4/15「あなたなら、どうする」参照)

息子は、せめて警官がいる時に届けて、数ヵ月後を待てばよかったとぐちぐち言っています。パルティオゼットの日記に書き込んでみたら、私のお友達のほとんどは、交番に届ける人ばかりでした。ああ、私って、醜い心の持ち主だったのね・・と、少々反省中。

「せめて、あの時○○じゃなくて△△が一緒だったら・・・でも、あいつも届けるっていいそうだなあ。じゃあ、××だったとしたら・・ダメだ、あいつも届けるぞ。・・・・よく考えたら、オレの友達は、みんな、届けるって言いそうな奴ばっかりだ。」
息子よ、キミは友達に恵まれてるね。
「おかあさんの友達だったら、どう?」
届けようと言いそうな奴は、ひとりもいないなあ・・。
(ただし、パルティオは別だって、わかったわ。)

いくらまでなら、黙ってもらっちゃうか、という話になりました。息子なら、多くても3000円、おちびなら300円までかなあ、小学生にお札は大金だから・・などと言っていると、おちびが
「じゃあ、何歳から3000円もらってもいいの?」
おいおい。・・・・15歳くらいかなあ。
「明日、15歳になるって日だったら?あさって、15歳になるって日だったら?」
まるで、毎日3000円が道に落ちてるみたいなことをいいます。
「じゃあさあ、3001円だったら?3010円だったら?」
あくまでも、食い下がるおちびです。

千円札三枚と一円玉、もしくは十年玉が、耳をそろえてきっちり、道に落とされていたとしたら、それは、間違いなくトラップだ。手に取ろうとした瞬間に、バチッ!と音がして、上から針金的なものが落ちてきて、次の瞬間、キミは檻の中で「出してくれえ!」と叫ぶことになる。

黙って交番の机の上においてきたら、いつどこに落ちていたものかも分からないし、絶対に落とし主の手元に戻ることもない。ただ、警察の手に札が二枚、落ちるだけだ。
「しまったあ・・国家権力の手先になってしまった!」

であるからして、面倒でも、交番に届けるなら、警官が戻るまで待つか、いる時に届けなおす。
でなければ、落とし主が諦めが付く金額なら(わざわざ交番に落とし主が届け出そうもない金額で、財布や袋など、持ち主が特定できそうな証拠がない場合)黙ってありがたくいただいてしまう。その場合、罪滅ぼしのため、母に一割程度、納入するものとする。
「絶対、イヤだ。」

まあ、そんなとこでしょう。
そして、おちびは、トラップにひっかからないよう、拾い上げる時は「あ、お金が落ちてる!交番に届けなくちゃ!」と大声でいいながら拾う、と。

2008/4/18