ジブラルタル・タンジェ・バルセロナ旅行記 2

ジブラルタル・タンジェ・バルセロナ旅行記 2

2023年2月28日

会場にもなるホテルは大型客船がそのままホテルになって岸壁に繋留されている。がっちり固定されているので揺れたりはしない。疲れたので部屋で休んでいると、夫のお仲間がロンドン経由で到着。徒歩圏内のジブラルタル空港に降り立ったという。ちなみにこのジブラルタル空港は、真ん中に一般道があって飛行機が離着陸するときは遮断機が下りるという珍しいところ。ロンドンで一泊してから来たそうだけど、へとへとだそうだ。お互い歳だもんねー。

そこから五日間は、バックギャモン三昧。世界26ケ国からギャモン好きが集まって、ジブラルタル政府も観光振興のため賛助金を出してのギャモンのお祭り。あんまり上手じゃない私は退屈するかと思ったけれど、1ポイントマッチのしょぼい試合で何度か勝ち上がったり、夫とダブルスに出てベスト8まで残ったり。あと一回勝てたら30万円相当の賞金がもらえたらしい、残念。夫は健闘したけど、大きな結果は残せず。とはいえ、いろんな国の人と交流できたのは、なかなか楽しかった。世界中、どこの国の人でも、勝った負けたと熱くなったり、しょんぼりしたり、小さい目を出したいときはサイコロをそっと振ったり。みんな変わらないよなあと笑ってしまう。会場はこんな感じだった。

大事な試合は大体終わって(負けて)暇になったので、会場を抜け出して、観光にも行った。町のメインストリートに「Super dry」という店があるんだけど、その日本語訳が上に書いてあって、笑える。まあ、確かに訳すとそうなるけどなあ。

ジブラルタルロックという大きな岩(山?)にケーブルカーで登る。上にはサルがいた。高崎山じゃないか。

大会はたいてい午後からだらだらとはじまって、夜にもつれこむ。食事はとにかくどっしりとごついので、年寄りの胃にはつらい。ラムを頼んだら、こんな塊が出てくるし。

お腹が疲れてしまうので、昼食はたいてい近所のスーパーでサンドイッチとコーヒーを買って済ませていた。

結局、お仲間も夫も大した成績は残せなかったけど、大会は楽しく終了。世界中の「Good luck」をコレクションしているという長身のおじさまに「Kou-un wo(幸運を)」と書いてあげたけど、読みにくそうだったなあ。さあ、明日からはアフリカ大陸に渡るぞ。そういえば、モロッコのタンジェには新港と旧港があって、我々が予約した宿は旧港の近く。そこへ行く船が出る港まで、最初は路線バスで行こうと思ったのだけれど、乗り換えがわかりにくい。教えてもらいに国境をこえてスペインのバスセンターまで相談に行ったけれど、愛想の悪いおばさんが時刻表を一枚くれただけ。困ってホテルのフロントで相談したら、港まで送る車を手配してくれた。やれやれ、これでひと安心だ。

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サワキ

読書と旅とお笑いが好き。読んだ本の感想や紹介を中心に、日々の出来事なども、時々書いていきます。

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