ジブラルタル・タンジェ・バルセロナ旅行記 8

ジブラルタル・タンジェ・バルセロナ旅行記 8

2023年3月6日

バルセロナ四日目。朝、「また、あなたたちなのね、早いね」的なレストランで朝食後、本日はモンジュイックの丘へ。本当はフニクラというケーブルカーで丘に登る予定だったが、これが運休中だという。しかも、モンジュイック城へ上るロープウェイも運休してるって。残念だなあ。

仕方ないので、歩いていくか、ということになる。丘だから登るぞー、大丈夫か、と少々心配しつつ、地図を見て歩く。途中で子どもたちのサッカーを見たり、犬の散歩とすれ違ったり、こういう普通の生活に触れるのも楽しいっちゃ楽しいんだよな。結構な坂や階段をずーっと登っていく。

ミロ美術館に到着。ミロは楽しい。見てるだけで元気になるね。なんて言っていたら、なぜか途中で停電になる。カフェで復旧を待とうかと思ったら、コーヒーマシンが動かないからダメよ、と言われて、中庭を見学したりする。

しばらく待つと電気も復旧。見学を再開する。

この黄色い絵が気に入ったのでショップでTシャツとマグネットを買う。でも、これ、どっちが上なのかわからなくなりそうだわ。

ミロ美術館を出てしばらく行くと民族学博物館があって、バルセロナカードで無料で入れた。一人も見学者がいなくて、なぜか奥の方には日本の提灯なんかも飾ってあって、非常にゆるい展示。これはこれで面白いが。

今度はカタルーニャ美術館へ。これが広いのなんのって。ゴシック、モダン、ロマネスクなどに分かれて、行けども行けども美術作品が立ち並ぶ。歩いても歩いても奥がある。半分くらい見学したところでお腹が空いた。館内レストランは、スペイン人の昼食にはまだ早すぎるらしく、がらんとしている。恐る恐る入ってみると営業中だって。外の風景がよく見えるレストランでランチにしましょう。

我々がゆったり食事を終える頃に、少しずつ客が入ってくる。スペインの食事時間にどうしても慣れない我々。食べ終えて、残りを見ることにしたのだけれど、少し進んだところで私がギブアップ。なんか疲れちゃって喉がすかすかして、体がふわふわする。とにかくホテルに戻って休もう、ということになる。旅もこの時点で12日目だものな。疲れも溜まるというものだわ。地下鉄駅に向かって歩くと、なんとカタルーニャ美術館の表側には坂に沿ってエスカレーターが配備されている。丘の裏側を必死に歩いてきた私たち。こっちにエスカレーターがあるなんて誰も教えてくれなかったじゃん。知ってたらこっちから来たわよー。などとぼやきながら、ホテルに戻る。

この日は土曜日。部屋で休んでから夕方、外に出ると、通りがとんでもない人出になっている。最初は何かのお祭りかと思ったが、そうじゃなくて、単に土曜日だかららしい。どこのレストランも満員、もしくは予約でいっぱい。夕食難民となった私たちは、ファーストフードのパニーニ屋さんでぼそぼそとパニーニを食べて、その日は終了したのでした。

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