北海道旅行記 2022 6月 その2

北海道旅行記 2022 6月 その2

2022年7月9日

昨夜は疲れて早々に寝てしまった。なので、早起きして駅前市場でホッケとハラスの朝食。海鮮は確かにうまいが、野菜不足は否めない。早々にチェックアウトして、七時半過ぎには特急で札幌を目指す。車窓からは美しい大沼が見える。

昼前に札幌に到着。函館から札幌は結構遠い。読書がはかどることといったら。とりあえずホテルに荷物を預ける。今日は夫は趣味のとあるボードゲームの札幌例会に参加する。その間、私は札幌観光。というより、実は小6から二年間札幌に住んでいたので、当時おなじみだった場所がどうなっているか訪ねて回ろうかと考えている。その前に腹ごしらえ。地下街でタイ料理を食べる。久しぶりに野菜を食べるわー。

さて、夫は例会に向かい、私は市電に乗るべく歩き出す。地上に出ると31℃だって。札幌にしては結構暑いじゃないの。歩いていくと懐かしのテレビ塔。

大通公園にはヒマワリが咲いている。

市電の西四丁目駅に到着。やけに待っている人が多い。係員らしき人に、スイカが使えるかどうか聞いたら「今日は必要ありませんよ、無料デーですから。」と思いがけない返事。なんと、市電が無料で乗り放題の日なんだそうだ。だから混んでるのねー。というわけで、市電に乗り込む。おお、なつかしき札幌の町。といっても、あまりに変わりすぎて懐かしがる要素がどこにもない。私の在住中は学校の校舎は木造だったし、煙突のある家が多かった。こんなモダンな街並みじゃなかったわ。

小学生のころ、何度も降りた藻岩山ロープウェイ入口駅で降りる。ロープウェイの駅まで無料送迎バスがあるですと!昔はえっちらおっちら歩いたもんだが。そして、その経路にちっちゃな遊園地やプールがあって、そこで遊んだものだが。時代は変わる。バスに乗ってロープウェイの駅まで運ばれる。遊園地なんてどこにも残ってない。ロープウェイも最新式になっている。大きくて揺れもしない。滑るように動き出す。昔は進路に向かって右側にあったような記憶の仏舎利塔が左に見える。ケーブルから張りなおしたのかな。中腹駅に到着。昔はここからリフトで山頂に向かったものだが、いまは何とミニケーブルカーとやらいう乗り物ができている!!外気に触れないまま、山頂へ。2009年にはここでアスパラのジェラートを食べたものだが、その店も残っていない・・・。13年前だもんなあ。楽しみにしてたのに。

展望台でひとまず市内を一望する。ビルばっかり。ずいぶん立派な都市になっちゃったのねえ、と改めて思う。昔リフトで上がった辺りには遊歩道が残っている。歩いてみたら、なんとなく懐かしい風景であった。

藻岩山を降りて、市電に乗る。循環線なのでさっきと同方向に乗って一回りすることに。電車の駅名は一つ一つ懐かしい響きだけれど、そこから見える風景はまるで違っている。昔、十二条市場と呼ばれていたところが「ベンリー」というスーパーになっているのが見えた。中学の近くの駅も、歯医者さんに通った駅も、面影がない。なんだか疲れちゃって、気になった場所で降りて歩き回るつもりだったのに、そのまんま、また二丁目駅まで乗ってしまった。降りて、ホテルに向かう。

ホテルで大浴場に行ってぼーっとして、しばらく休んでから夫と合流、夜はススキノの寿司屋へ。札幌に来るたびに通っている寿司屋なのだが、なんだか以前ほどの感動がない、と夫がぼやく。冬場じゃないと魚が締まっていないのかもね。そんなこんなで本日はこれにて終了。

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