北海道旅行記 2022 6月 その4

北海道旅行記 2022 6月 その4

2022年7月13日

翌朝、例によって早く目覚めた我々は朝のお散歩へ。と、ほどなく雨がポチポチ降り出したじゃないか。仕方なく、傘を片手に糠平湖まで。お散歩あとは、昨夜と男女で場所を入れ替えたお風呂を満喫してから、朝食である。小鉢がたくさん並んだビュッフェ形式。どれもラップがかけてあって、衛生的だけど、準備が大変だったろうなあと感心する。焼き立ての雑穀パンもあって、うれしい。次回は長期滞在で来ますね、と言いながらチェックアウトした。

雨はとっくにやんでいた。バス停でバスを待っていると、ベンチにこんなものが。

「おや、こんなところに都会じゃ高価なものが。」と声がしたのは、同じバス待ちのおじさんである。大阪から来たんだって。「ところで、タウシュベツ川橋梁には行かれましたか。」と聞かれる。「それ、なんですか?アーチ橋?じゃ、見ましたけど。」と言ったら、どうやら昨日我々が見た橋はそれとは違うらしい。もっと遠いんだって。「それを見に来たんですよ。ここまで来てタウシュベツを見ないとは。」と、なんか呆れられちゃったみたい。悪かったね。よく聞いてみたら、その人はいわゆる撮り鉄なんだそうだ。ふーん、いいのよ、我々はあのアーチ橋で十分満足したんだからねー。その方、今日は釧路に行くんだって。普通電車で四時間。「乗り鉄でもあるので、全然大丈夫です。」とのこと。我々も、これから帯広、南千歳経由で大沼公園まで六時間以上かけて行くんです。お互い頑張ろうね。

バスはまた、上士幌の町をぐるぐる回り、学生さんを学校前で降ろしたり、ご老人夫婦を病院まで送りながら、最終的に帯広に到着。電車が出るまで一時間ほど。お昼を食べておかなくちゃ、とお店を探していると、地元のおばちゃんに「そこの豚丼、おいしいよ。その店で食べなさいね。」といきなり話しかけられる。そういうことが多い私。なぜかどこへ行っても道を聞かれたり、突然話しかけられたり。相当隙があるんだろうなあ。というわけで、おばちゃん御推奨のお店で豚丼。おいしゅうございました。

それから二時間くらい特急おおぞらに乗って南千歳へ。特急北斗に乗り換えて三時間弱。車窓からの景色はこんな感じ。

やれやれ、やっと大沼公園着。もう、一日中何かしらの乗り物に乗ってる感じだな。本はたくさん読めたけど、さすがに疲れた。大沼公園駅にホテルの送迎バスが来て、ホテルにチェックイン。夕食が七時半からになります、というのでちょっとだけ外をお散歩。大沼公園の端っこだけど、緑が濃くて、鳥の鳴き声がして、よい散歩道だ。でも、途中からまたパラパラ降ってきちゃって、明日が心配。実は、私にとっては明日が一番のメインイベントになるはずなのだ。

夕食はフレンチの軽いコース。それから温泉。森の湯というだけあって、森の中、沼と続いているみたいな露天風呂もあって気持ちいい。疲れたので、早々に寝た。

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