新しい生活

2021年7月24日

春になり、新しい生活が始まりました。

息子は北へと旅立ち、私と夫と娘も引っ越しました。
引越し先は、なぜか、四年前まで住んでいた街です。
久々にやってきたら、変わらずに美しい花が咲き乱れるきれいな町並みでした。とりわけ、桜の美しさは、息を呑むほどです。この町の人たちは、本当に花が好きで、まるで桜のトンネルのような道があちこちに続いています。

小5になったおちびは、まだ荷物が届かない初日、ホテルの部屋で「おうちに帰りたい」とべそをかきました。明日にはおうちに帰るよ、というと、「そうじゃないの、前のおうちに帰りたいの。」と愚図って、なんとも胸が痛くなりました。

が!!
学校に転入の手続きをし、登校班の地区長さんにご挨拶に行ったら、そこのお嬢さんは、おちびが幼稚園時代、なんどか遊んだことのある子で、その場で遊ぶ約束が成立。すぐに公園に出かけて、登校班のほかのお友達も呼び出して紹介してもらい、あっという間に仲良しになり、それから、毎日、遊びまわっています。

今日は始業式で、私も学校まで着いていきましたが、「大丈夫だから早く帰って!」と追い返され、友達とご機嫌で帰ってきて、ご飯をかきこんだら、すぐに遊びに行ってしまいました。やれやれ。

息子は、一人で荷物を受け取り、一人で引越しをしたのですが、五日たっても、まだダンボールに埋もれているそうです。不器用なやつだからなあ。食に対するこだわりだけは強いヤツなので、毎日料理して、食べたら時間が過ぎちゃって何もできてない、なんてほざいてます。大丈夫か、本当に。

今日は前夜祭ですって。これから、大学生活が始まります。主婦じゃなくて、学生なんだから、ご飯の支度だけに情熱を傾けるのは、やめて欲しいわ。

有意義で楽しい学生生活を送って欲しい。息子の不在をさびしがるのはほどほどにして、私も私の楽しみを探さねば。それぞれに、がんばる春にしたいものです。

2009/4/7