日々の暮らし(旧ブログ)

ご挨拶と移転先のお知らせ

13年間に渡って書き続けてきたこのブログですが、以前にもお知らせしたように、そろそろお開きにいたします。ただ、新しい場所に移動して、読書記録は続けてまいります…

読書

料理なんて愛なんて

58 冬、暖かい部屋で、包丁でホッキョクグマの解体をする。キャッチーな始まりだ。それがどうなるかは、読めばいいのだが。 好きになりたい人を好きになれず、好きで…

読書

心淋し川

57 西條奈加 集英社 直木賞受賞作。と、読み終えてからわかった。そうか、直木賞シリーズで読書してたのか。 江戸時代、千駄木の一角、心町(うらまち)の物語。生…

読書

少年と犬

56 馳星周の直木賞受賞作品。今までの馳星周ファンが「馳星周、どうした?」と言ったというけれど、私も読んで思った。「馳星周、どうした?」と。 暗黒街のマフィア…

読書

自転しながら公転する

55 山本文緒を読むのは「なぎさ」以来だ。七年ぶりか。この人、やっぱりいいものを書くよな、と思う。 最初に結婚式直前のシーンから始まる。しかも、場所はベトナム…

読書

誰がために医者はいる

54 松本俊彦 みすず書房 高野秀行がこの本を褒めていた。それを夫がどこかで見かけて、借りたら面白かったというので読んだ。面白かった。 作者はアディクション(…

読書

身分帳

53 佐木 隆三 講談社 西川美和「スクリーンが待っている」に登場した映画「すばらしき世界」の原作。 親に捨てられ、孤児院で育ち、人生の大半を獄中で過ごした中…

読書

ののはな通信

52 三浦しをん KADOKAWA 「マナーはいらない」以来の三浦しをんである。 横浜のミッションのお嬢様学校で知り合った野々原茜(のの)と牧田はな(はな)。…

読書

銀の夜

51 角田光代 光文社 僅かな収益しかあげられないイラストを描いている千鶴。早くに結婚して我が子をタレントにしようとしている麻友美。ライターになったり、写真家…

読書

転向者・小川未明

50 増井真琴 北海道大学出版会 どうして今さら小川未明。と自分に突っ込みたくなるところではあるが。日本のアンデルセンなどと呼ばれ、ロマンティックな美しい童話…