読書

ことばの白地図を歩く

81 奈倉有里 創元社 信頼の奈倉有里さんの一冊。創元社の「あいだで考える」シリーズである。このシリーズは、創刊のことばによると「本を読むことは、自分と世界と…

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地べたを旅立つ 掃除機探偵の推理と冒険

80 そえだ信 早川書房 目が覚めたら巨大な虫になっていた‥のはカフカ「変身」だが、この本では、事故に遭った警察官が、はっと目覚めたら、なんとロボット掃除機に…

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恋する女帝

79 周防柳 中央公論新社 女性は天皇になれるかなれないかなんて、今頃、論議が盛んになってるけど、その昔、聖武天皇と光明氏の娘は女性だけど天皇になった。それも…

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ある小さなスズメの記録

76 クレア・キップス 文芸春秋 梨木香歩による翻訳。梨木さんの本を読んだ後、鈴木俊貴さんの「僕には鳥の言葉がわかる」を読んだので、読書の流れとしてはすごくよ…

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うそコンシェルジュ

75 津村記久子 新潮社 「水車小屋のネネ」の津村記久子である。すごく信頼できる、読んだらきっと面白い作家だ。 11篇の短編小説が収録された本。とても短いのも…

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世界の果てまで行って喰う

地球三周の自転車旅 74 石田ゆうすけ 新潮社 旅好きである。知らない場所で知らない人と出会い、知らないものを食べるのが好きだ。場所も、人も、とてもいいけれど…

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僕には鳥の言葉がわかる

73 鈴木俊貴 小学館 「動物たちは何をしゃべっているのか?」で山極寿一氏と対談していた鈴木俊貴の本。彼は若き鳥類学者で、鳥にも言葉や文法があることを発見、今…

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炉辺の風おと

72 梨木香歩 毎日新聞出版 「歌わないキビタキ」の前作がこれらしい。毎日新聞「日曜くらぶ」連載エッセイの収録である。2018年から2020年あたりなのでコロ…

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南島に輝く女王三輪ヒデ

国のない女の一代記 71 倉沢愛子 岩波書店 「歌わないキビタキ」で紹介されていた本。梨木香歩さんは、あまり知られてはいないけれどとても面白い本をいつも教えて…