読書

眼述記

125 高倉美恵 忘羊社 『全身まひになった夫が文字盤で最初に示したのは「さわるな」の4文字だった。』が副題である。 これは、おおむねダメな感じで生きてきた人…

読書

祖母姫、ロンドンへ行く!

124 椹野道流 小学館 ずいぶん前の話。お正月、親戚が祖母宅に集まった。作者がイギリス留学中の話をしていたら、祖母が「一生に一度でいいからイギリスに行きたい…

読書

さかなクンの一魚一会

123 さかなクン 講談社 映画「さかなのこ」を見た。期待以上に面白かった。原作を読みたくなった夫が本を買った。映画とは少しストーリーは違ったが、さかなクンが…

読書

イタリアン・シューズ

122 ヘニング・マンケル 創元推理文庫 旅先で手持ちの本が無くなったので夫が読み終えた本を回してくれた。自分では選ばない本を読めるのも、旅の醍醐味かもしれな…

読書

教誨

121 柚月裕子 小学館 持っていった本を読みつくしてしまったので、これは電子本である。小さなスマホの画面で苦労しながら読んだ。「慈雨」以来の柚月裕子だ。 遠…

読書

針女

120  有吉佐和子 河出書房新社 「青い壺」で有吉佐和子を再発見、「女二人のニューギニア」では彼女の思いもよらぬしおらしさと逞しさの両面を知った。長生きして…

読書

月まで三キロ

119 伊予原新 新潮社 「青ノ果テ」以来の伊予原新である。理系の小説。今回もさまざまが理科的知識を背景に物語が進行する。 表題作は、死のうかと思っていた男を…

読書

オリーブの実るころ

118 中島京子 講談社 中島京子祭りである。これは2022年刊だから割と最近。中島京子を味わうのに、短編だと物足りなくなってることに気が付く。もっとがっぷり…

マンガ

本なら売るほど 1・2巻

117 児島 青 株式会社KADOKAWA 久米島旅行お供の本。漫画もちょっとは入れていこうと思って選んだのだが、これが大正解。本好きの心を鷲掴みにする漫画で…