小説

料理なんて愛なんて

58 冬、暖かい部屋で、包丁でホッキョクグマの解体をする。キャッチーな始まりだ。それがどうなるかは、読めばいいのだが。 好きになりたい人を好きになれず、好きで…

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心淋し川

57 直木賞受賞作。と、読み終えてからわかった。そうか、直木賞シリーズで読書してたのか。 江戸時代、千駄木の一角、心町(うらまち)の物語。生き直すには悪くない…

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少年と犬

56 馳星周の直木賞受賞作品。今までの馳星周ファンが「馳星周、どうした?」と言ったというけれど、私も読んで思った。「馳星周、どうした?」と。 暗黒街のマフィア…

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自転しながら公転する

55 山本文緒を読むのは「なぎさ」以来だ。七年ぶりか。この人、やっぱりいいものを書くよな、と思う。 最初に結婚式直前のシーンから始まる。しかも、場所はベトナム…

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身分帳

53 西川美和「スクリーンが待っている」に登場した映画「すばらしき世界」の原作。 親に捨てられ、孤児院で育ち、人生の大半を獄中で過ごした中年男が網走刑務所を満…

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ののはな通信

52 「マナーはいらない」以来の三浦しをんである。 横浜のミッションのお嬢様学校で知り合った野々原茜(のの)と牧田はな(はな)。仲良しの二人は学校でおしゃべり…

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銀の夜

51 僅かな収益しかあげられないイラストを描いている千鶴。早くに結婚して我が子をタレントにしようとしている麻友美。ライターになったり、写真家を目指したりしてい…

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49 「グッドバイ」以来の朝井まかて。この作者は評伝を書く人なのかな。類というのは、森鴎外の末子のこと。鴎外には前妻の子の於菟、後添いの子の茉莉、杏奴と類がい…