ムスコ物語
97 ヤマザキマリ 幻冬舎 「テルマエロマエ」の作者、ヤマザキマリによる息子にまつわる物語である。この人、漫画だけじゃなくて、文章もいけるんだ。美ら海水族館の…
本が好き、笑うのが好き。
97 ヤマザキマリ 幻冬舎 「テルマエロマエ」の作者、ヤマザキマリによる息子にまつわる物語である。この人、漫画だけじゃなくて、文章もいけるんだ。美ら海水族館の…
96村中直人 紀伊国屋書店 叱られるのが、嫌いである。誰だってそうだよ、と言われるかもしれないけれど、そんなことないよね。厳しく接してほしいとか、根性で理不尽…
95 今村夏子 ちくま文庫 今村夏子は、「むらさきのスカートの女」と「星の子」の二作を読んだことがある。どちらも風変わりな人が出てきて、その人を全部受け入れて…
94 樋口恵子 中央公論社 今日、掃除中に「この台所用の雑巾、どこにかけておくの?」と夫に聞かれて「えーっと、なんだっけ、台所の、掃除機じゃない、あれなんて言…
92 西加奈子 新潮社 苦しかった。何度読みやめようと思ったことか。でも、迫力に引きずられて、そして、ここから逃げてはいけないと考えて、必死に食いついた。おり…
91 増田隆一 講談社 さて、夫の旅のお供本もこれが最後。何とか旅の行程に合わせてちょうど読み切りそうである。夫は最近、発酵とか腸内細菌に興味があるので、これ…
90 橋本治 幻冬舎文庫 私の好きな人はすぐ死んでしまうシリーズの一人である。ああ、なんて不吉な表現、と自分で自分を叱ってしまう。彼は晩年、ひどい借金を返すた…
89 伊藤比呂美 朝日文庫 旅のお供の本を読みつくした私は、夫の旅本に手を出した。彼が持ってきたのは、なかなかの渋い本であった。 クリスチャンホームに育った私…
88 有吉佐和子 河出書房新社 狙ったわけではないが、旅のお供に連れていった本はすべて女流作家。そして、どこか似ている物語であった。この本は、旅に出て概ね三冊…
87 桐野夏生 文春文庫 「砂に埋もれる犬」以来の桐野夏生。旅行用に買った文庫本である。単行本は2001年刊行。 素直でまっすぐな山本文緒の後は、力強くひねく…