ルポ ひきこもり未満レールから外れた人たち

112 「ルポ ひきこもり未満レールから外れた人たち」池上正樹 集英社新書 いったんレールから離れると元の社会に戻れない。仕事がない、行く場所がないためにひき…

死に山

115 「死に山 《ディアトロフ峠事件》の真相」ドニー・アイカー 河出書房新社   「死に山」である。「死の山」でも「死ぬ山」でもない。それ…

生存する意識 植物状態の患者と対話する

116 「生存する意識 植物状態の患者と対話する」 エイドリアン・オーウェン  みすず書房 事故や病気で、体が動かせず、瞬き一つできず、声をかけても体を揺すっ…

アウレとアウラ

NHKのドキュメンタリー「アウレとアウラ」という番組を見てから、それが頭から離れません。 アマゾンの流域にイゾラドと呼ばれる文明社会と接触したことのない先住民…

東京近郊スペクタクルさんぽ

89 「東京近郊スペクタクルさんぽ」宮田珠己 新潮社 著作が出たら即買い作家の一人、宮田珠己の本である。国内の地底湖やモノレール、彫刻、ジャングル、トンネル、…

不死身の特攻兵

88 「不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか」鴻上尚史 講談社現代新書   九回特攻に出撃して九回生きて帰ってきた人がいる、と聞いた鴻…

辺境メシ ヤバそうだから食べてみた

90 「辺境メシ ヤバそうだから食べてみた」高野秀行 文藝春秋 新刊が出たら、とりあえず即買いの作家の一人、高野秀行である。「はじめに」で 注意してほしいのは…

東京プリズン

98 「東京プリズン」赤坂真理 河出文庫   2012年の作品。毎日出版文化賞、司馬遼太郎賞、紫式部文学賞受賞作品。全然興味を持ったことも、…

十五の夏

60 「十五の夏 上・下」佐藤優 幻冬舎   分厚い本である。しかも、上下に分かれている。私はこれを父の病室の付き添いの二晩で読んだ。長く気…

食いつめもののブルース

63 「食いつめもののブルース」山田泰司 日経BP社   中国には「農民工」と呼ばれる人たちがいる。農村や地方都市では難しい「現金を稼ぐ」た…