ボーヴォワール 老い NHK100分de名著

102 上野千鶴子 NHK出版 Eテレの「100分de名著」はなかなか面白い。全部見ているわけではないが、テーマによっては真剣に見る。7月には上野千鶴子さんが…

その扉をたたく音

99 瀬尾まいこ 集英社 「夜明けのすべて」以来の瀬尾まいこ。この人の作品には、悪い人は出てこないなあ、とつくづく思うね。「そして、バトンは渡された」を、私は…

わりなき恋

71 岸恵子 幻冬舎 すっかりブログ更新をサボってしまった。10日以上書かなかったことって、ここ数年なかったんじゃないかしら。 頼りにしていた県立図書館が休館…

ロック母

「ロック母」角田光代 1992年から2006年までの短編集が一冊にまとめられている。 と、わかったのは、あとがきを読んだときだ。何も知らずに読み始めたので、な…

きみがくれたぼくの星空

「きみがくれたぼくの星空」ロレンツォ・リカルツィ 前に紹介した「パリ左岸のピアノ工房」が意外に好評だったので、この本も紹介したくなりました。パルティオの日記で…

黄落

「黄落」佐江衆一 パルティオゼットの日記に、お友だちからコメントをいただき、それに触発されて、読んだ本です。 老いの日々を想像することが多くなったのは、老いて…

残花亭日暦

田辺聖子さんの夫君が入院してから、亡くなるまでの時期の日記。 田辺さんが、中年になってから、四人の子どものいるカモカのおっちゃんと結婚した経緯は、ドラマにもな…

あぐり 95年の奇跡

102 「あぐり 95年の奇跡」 吉行あぐり 集英社 NHKの朝ドラ「あぐり」は珍しくちゃんと見ていた。野村萬斎さまのファンだということもあった。毎日見ている…

夜はまだあけぬか

112 「夜はまだあけぬか」 梅棹忠夫 講談社 私の日記「大津波と原発(その2)」でちょっと触れた梅棹忠夫さんです。 一九八六年の三月、突然に両眼の視力を失っ…

老後がこわい

58          「老後がこわい」 香山リカ 講談社現代新書 「就職がこわい」「結婚がこわい」に続く第三弾として出版されたのだそうだけれど、私はこれしか…