セラピスト

39 「セラピスト」最相葉月 新潮社 本当に苦しい時期というのが、誰にでもあるように、私にもあった。頭のなかをぐるぐるとかけまわる混乱した思いを、誰かに聞いて…

男性論

44 「男性論 ECCE HOME」ヤマザキマリ 文春新書 言わずと知れた「テルマエ・ロマエ」の作者、ヤマザキマリである。 テルマエにも出てきたハドリアヌスや…

やっぱりタモリが大好き!

123 「ケトル vol.16 やっぱりタモリが大好き!」太田出版 ケトルという雑誌を初めて知った。タモリ関連の書籍を検索して行き当たったので図書館で探したら…

タモリと戦後ニッポン

111 「タモリと戦後ニッポン」近藤正高 講談社現代新書 タモリが好きである。デビュー直後から、結構好きであった。眠い目をこすりながら、オールナイトニッポンを…

タモリ伝

117 タモリ伝 森田一義も知らない「何者にもなりたくなかった男」タモリの実像 片田直久 コアマガジン 「タモリ論」、「タモリと戦後ニッポン」と読んできて、ま…

戦争が遺したもの

59 「戦争が遺したもの 鶴見俊輔に戦後世代が聞く」 鶴見俊輔・上野千鶴子・小熊英二 新曜社 さきごろお亡くなりになった鶴見俊輔さんに、2003年、上野千鶴子…

日本の反知性主義2

・・・と、ここまで、私は反知性主義に対して批判的な立場から書いてきた。だが、その一方で、ある種のためらいを感じている。この本の中で言うならば、小田嶋隆の「今日…

日本の反知性主義1

30 「日本の反知性主義」内田樹編 晶文社 「日本の反知性主義」というトピックにどこかで関わるものであれば、どのような書き方でもいい、というざっくりとしたやり…

日本の反知性主義3

さすがに話がずれてきたので、もう一度小田嶋隆に立ち戻ろう。   彼は、「反知性主義って、オレのことか?」と心の暗い側の半分で思っていると書く…