世界の果てまで行って喰う

地球三周の自転車旅 74 石田ゆうすけ 新潮社 旅好きである。知らない場所で知らない人と出会い、知らないものを食べるのが好きだ。場所も、人も、とてもいいけれど…

ヘタレ人類学者、砂漠をゆく

僕はゆらいで、少しだけ自由になった 70 小西公大 大和書房 学生時代、人類学専攻を目指していた著者は指導教員との飲み会で「自分を壊せ」と諭された。 「人類学…

アルキヘンロズカン

69 しまたけひと 双葉社 鳥取、島根、広島を回る旅をしてきた。その話はまた改めて書けたら書きたい。ところで、旅における大きな問題のひとつは、本をどうするか、…

オランダの花

62 安野光雅 朝日新聞社 今のマンションに引っ越すときに、蔵書の半分を処分した。以後、本は買わないで図書館で借りよう、と固く誓い合った我々夫婦であった、はず…

50歳からのごきげんひとり旅

45 山脇りこ だいわ文庫 著者は、各種メディアに和食をベースにした季節感のある家庭料理を紹介する人らしい。私は初めましてだった。この本は料理本じゃなくて旅の…

酒を主食とする人々

33 高野秀行 本の雑誌社 我が家における「新刊出たら即買い作家」の一人、高野秀行氏である。この人は学生時代の著作から読んでるからねー。今回は朝昼晩、毎日、一…

偶偶放浪記

29 小指 白水社 なんで知ったのかなあ。岸本佐知子さんが帯を書かれたというから、その関連かも。まるでつげ義春のような旅のマンガとエッセイであった。 作者は漫…

旅行人No.164 ポルトガル

132 旅行人 副題は「ポルトガルサウダーデの国すべてを旅する」。「バックパッカー・ヴァイタミン」同様、出版社「旅行人」が紙の本の出版を終わらせるため、在庫の…

バックパッカー・ヴアイタミン

119 さいとう夫婦 旅行人 その昔、旅の雑誌「旅行人」を出していた蔵前仁一さんが、紙の本の出版を終わらせるため、在庫の本を放出、その時に購入したのがこの本。…

心の窓

106 沢木耕太郎 幻冬舎 最初の子どもが一歳過ぎのころ、私は沢木耕太郎の「深夜特急」に出会った。市役所の出張所の二階にある、小さな図書コーナーでそれを見つけ…