恩送り 泥濘の十手

30 麻宮好 小学館 夫のおすすめ。名前すら知らない作者であったが、とても良かった、第1回警察小説新人賞受賞作「泥濘の十手」を改題改稿した作品だそうだ。 江戸…

青瓜不動

12 宮部みゆき 角川書店 「よって件のごとし」の続編。三島屋変調百物語としては九巻目。江戸は神田三島町にある袋物屋の「黒白の間」に人を一人招いて語られる話を…

つまをめとらば

133 青山文平 文芸春秋 「本売る日々」がとても良かったので、直木賞を受賞したというこの作品も読んでみた。江戸時代を舞台にした短編小説が六編。平和な社会で生…

本売る日々

130 青山文平 文芸春秋 夫からのおすすめ。時代物の短編が三つ入っていて、ひとつ目を読み終えた頃に「面白いね」と言ったら「でも、最後のがいちばんよかったんだ…

筆のみが知る

146 近藤史恵 角川書店 近藤史恵は「シャルロットのアルバイト」以来だ。珍しく時代物。そして、絵画が絡んでいる。へー、こんなのも書くんだ、と新発見。 幽霊絵…

子宝船 きたきた捕物帖二

134 宮部みゆき PHP 続巻が楽しみだと待っていた「きたきた捕物帖」第二弾。宮部みゆきの今までの時代物のお馴染みさん、「おまえさん」のおでこちゃんや「桜ほ…

おんなの女房

124 蝉谷めぐ実 角川書店 武士の娘、志乃が、父の言いつけで歌舞伎の女形、燕弥に嫁ぐ。武家の女としてのたしなみを叩きこまれた嫁と、日常も女性として過ごす女形…

ごんたくれ

118 西條奈加 光文社 そもそもの出会いは古書展。駅前のターミナルビルで、テナントが立ち退いたスペースに古書がずらっと並んでいるところに運良く(悪く?)通り…

塞王の盾

107 今村翔吾 集英社 直木賞受賞作。以前、夫が読んで面白いぜ、と言ってたのだけれど、返却期限が過ぎてしまったので泣く泣く返した本。改めて予約を入れて、やっ…

隠居すごろく

103 西條奈加 角川文庫 夫からのおすすめ。退職して家でのんびりするようになった夫。「糸屋の旦那が、還暦を境に隠居暮らしを始めたんだけど、孫が犬やら猫やら子…