ジュリーがいた

126 島崎今日子 文芸春秋 ジュリーファンである。そもそも私の「サワキ」という名前も、ジュリーに由来している。「サワ」は沢田研二からだし、「キ」はジュリーの…

今日も舞台を創る

101 池田道彦 岩波書店 その昔、渋谷パルコ劇場では、クリスマスになると「ショーガール」という舞台が行われた。木の実ナナと細川俊之のラブストーリーで、途中に…

掌に眠る舞台

158 小川洋子 集英社 小川洋子は久しぶりかも。この人の書く物語はものすごく変で妄想的で、でも深い本物感があって、その世界に引きずり込まれてしまう。彼女の作…

芝居と寄席と

141 京須 偕充 青蛙房 今はなき「伊集院光とらじおと」にこの作者がゲスト出演しているのを聞いた。六代目三遊亭圓生の「圓生百席」のレコード化のプロデューサー…

おんなの女房

124 蝉谷めぐ実 角川書店 武士の娘、志乃が、父の言いつけで歌舞伎の女形、燕弥に嫁ぐ。武家の女としてのたしなみを叩きこまれた嫁と、日常も女性として過ごす女形…

歌舞伎座の怪紳士

99 近藤史恵 徳庵書店 半年ぶりの近藤史恵である。「これ、面白かったよ」の夫の一言で読んだ。夫と私は微妙に読書傾向が違うのだが、たまに彼が私に勧めてくる本は…

日本劇顔

「日本劇顔」 十文字美信 私はやっぱり生の舞台が好き。お芝居が好き。役者が好き。その時、その場、その空気でないと決して味わえない、一度きりのライブの味わいが好…

太鼓たたいて笛吹いて

「太鼓たたいて笛吹いて」こまつ座第87回公演 先日、とあるイベントを、企画から半年かけて、無事終わらせました。実現まで良くがんばった自分へのご褒美として、こま…

蜷川幸雄の稽古場から

「蜷川幸雄の稽古場から」 蒼井優 小栗旬 尾上菊之助 勝地涼 鈴木杏 寺島しのぶ 成宮寛貴 長谷川博己 藤原竜也 松たか子  蜷川幸雄    ポプラ社   1…

大人は、かく戦えり

シス・カンパニー 大竹しのぶ 段田安則 秋山菜津子 高橋克実 シアタードラマシティで、「大人は、かく戦えり」を夫と観て来ました。 小さめの舞台で、九列目。 ち…