読書

酒を食べる

10 砂野唯 昭和堂 副題は「エチオピア・デラシャを事例として」。 いやはや、てこずった。実に興味深い内容なのだが、そもそもが修士論文をもとにした本なので、細…

読書

またたび

8 伊藤比呂美 中央公論社 旅のお供二冊目は伊藤比呂美である。絶対面白い、信頼の伊藤比呂美である。2000年に出された本の文庫化。どんだけ昔なんだい、と思いな…

読書

Black Box

7 伊藤詩織 文芸春秋 東北三泊四日の旅に出た。JR東日本内乗り放題の「大人の休日倶楽部パス」様のおかげである。温泉に浸かって食って寝て、あとはひたすら読み放…

読書

忖度しません

6斎藤美奈子 筑摩書房 引き続きの斎藤美奈子である。2015年7月から2020年7月までPR誌「ちくま」に連載した、時事に即した、今読むと良い本の紹介エッセイ…

読書

出世と恋愛

5 斎藤美奈子 講談社 少女小説を読みなおすことの面白さを教えてくれた斎藤美奈子だが、今度は「文学は大人になってから読むほうが面白い」ことを教えてくれたのがこ…

読書

もっと悪い妻

4 桐野夏生 文芸春秋 悪妻が主人公の短編が六つ。悪妻というよりも悪母だな、というのもある。世間から見たら悪い女なんだろうけど、よくよく見てみると、悪いのは誰…

読書

慣れろ、おちょくれ、踏み外せ

3 能町みね子 森山至貴 朝日出版社 対談本なので軽い気持ちで読み始めたのだが、かなりてこずった。自分の無知さ加減に改めて気づいたのだ。同性愛、ゲイ、性同一障…

読書

夜明けを待つ

2 佐々涼子 集英社インターナショナル 図書館から夫が借りてきて「つらい本だったが、今年のベストに入るかも」と言っていた。高野秀行が勧めていたらしい。なるほど…

読書

『女の世界』大正という時代

1 尾形明子 藤原書店 あけましておめでとうございます。年明けからさまざまな出来事があって波乱の幕開けとなりました。被災された方々が一日も早く安心して過ごせる…