消えたママ友

155 野原広子 KADOKAWA 久しぶりに図書館の書棚を眺めて歩いた。コロナ禍以降、書評で読みたい本を見つけては図書館サイトで予約を入れ、それをカウンター…

汝、星のごとく

100 凪良ゆう 講談社 「流浪の月」以来の凪良ゆう。「流浪の月」で本屋大賞を受賞したと思ったけど、本作も本屋大賞受賞…ということは、二回とったのか。なんかす…

もう私のことはわからないのだけれど

39 姫野カオルコ 日経BP社 「ケーキ嫌い」以来の姫野カオルコである。何冊か読んで、私は姫野カオルコをすっかり信頼した。この本も、好きだ。 13人の中年男女…

裸足で逃げる

38 上間陽子 太田出版 「言葉を失ったあとで」の上間陽子である。この人の仕事はしっかり読まなければと思っていた。だが、これを読むのはつらかった。そんなに厚い…

父ではありませんが 第三者として考える

37 武田砂鉄 集英社 「開局70周年記念TBSラジオ公式読本」以来の武田砂鉄である。ラジオ好きなので、武田砂鉄にもシンパシーを持っている。中央線沿線育ちらし…

ヘルシンキ生活の練習

34 朴沙羅 筑摩書房 「言葉を失ったあとで」を教えてくれた大学の同級生のもうひとつのおすすめ本がこれ。なんというか、すごい本を読んだなあという読後感である。…

言葉を失ったあとで

31 信田さよ子 上間陽子 筑摩書房 信田さよ子も上間陽子も、私が心から信頼する人である。信田氏はアディクション、ADの第一人者である。私は様々なことを彼女の…

宙ごはん

28 町田そのこ 小学館 「52ヘルツのクジラたち」の町田そのこである。と、気が付いたのは読み終えた後。そして、その感想を読み返してみて、ああ、また同じ感じだ…

かがみの孤城 上・下

23 辻村深月 ポプラ文庫 「名前探しの放課後」以来の辻村深月。2018年本屋大賞受賞作で映画化もされている。話題になっているのは知っていたが、なんとなく手が…

あたしたち、海へ

12 井上荒野 新潮社 「小説家の一日」の井上荒野。あの本の感想で「100分deフェミニズム」の話を書いたけれど、この本でも、いま「100分de名著」で取り上…