差別はたいてい悪意のない人がする

20 キム・ジヘ 大月書店 韓国で16万部を超えるベストセラーになった本。何の悪意もなく、口をついて出た言葉が人を差別していることがある。マジョリティにとって…

実力も運のうち 能力主義は正義か?

14 マイケル・サンデル 早川書房 「エルサレム〈以前〉のアイヒマン 大量虐殺者の平穏生活」ほどじゃないけれど、かなり苦闘した本。内容が固いこともあるけれど、…

日本の覚醒のために

81 「日本の覚醒のために 内田樹講演集」晶文社 内田樹 内田樹の講演集である。内田樹の講演は面白い。それは、彼の大学の最終講義で確認済みである。あ、これちょ…

ポストコロナを生きるきみたちへ

132 「ポストコロナを生きるきみたちへ」内田樹 編 晶文社   中高生を読者対象として、彼らの前に開ける世界の風景がこれからどのように変わ…

サル化する世界

73 「サル化する世界」内田樹 文藝春秋 るんちゃんのお父さんの新作。うんうん、なるほど、とか、そうだよね、とか思うところが多かった。この人はやっぱり聡明な人…

人新世の「資本論」

159 「人新世の「資本論」」斎藤幸平 集英社新書 ガッツリと一週間かけて読んだ。で、どこまで理解したかと問われると自信がない。これは、一年かけてゼミで交代に…