酒を食べる

10 砂野唯 昭和堂 副題は「エチオピア・デラシャを事例として」。 いやはや、てこずった。実に興味深い内容なのだが、そもそもが修士論文をもとにした本なので、細…

無人島、研究と冒険、半分半分。

184 川上和人 東京書籍 「鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。」の川上和人さんの新作。この人、国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所鳥獣生…

土の大研究 5億年の大地のなぞをさぐろう

180 藤井一至 PHP 「大地の五億年」の作者監修の、子ども向け調べ学習図鑑。大きくてしっかりした造りの本で、カラー写真がたくさん入っていて、とても分かりや…

大地の五億年 せめぎ合う土と生き物たち

177 藤井一至 山と渓谷社 「マザーツリー」の後にこれを読む、というのはなかなかいい順番であった。「マザーツリー」が森に着目して自然を語るのに対して、こちら…

南極探検とペンギン

160 ロイド・スペンサー・デイビス 青土社 副題は「忘れられた英雄とペンギンたちの知られざる生態」である。かなり分厚い本で、面白いのだけれど、読みにくい本で…

言語の本質

157 今井むつみ 秋田喜美 中公新書 副題は「言葉はどう生まれ、進化したか」である。何ひとつ言葉を知らない赤ん坊がいつの間にか周囲の言葉を理解し、片言をしゃ…

動物たちは何をしゃべっているのか?

152 山極寿一 鈴木俊貴 集英社 鳥になった研究者と、ゴリラになった研究者が、原語の進化と未来について語り合った記録。 鳥になった研究者とは、シジュウカラを…

3.11大津波の対策を邪魔した男たち

148 島崎邦彦 青志社 筆者は東京大学名誉教授、元日本地震学会会長。 3.11の大津波は大被害を及ぼし、原発には大事故が起きた。が、2002年に大津波の警告…

アリ語で寝言を言いました

131 村上貴弘 扶桑社新書 筆者はアリの研究者。「安住紳一郎の日曜天国」というラジオ番組にゲスト出演しているのを聞いて、この本を読んでみようと思った。 人が…