女ことばってなんなのかしら?

27 平野卿子 河出新書 女ことばについては、以前に「女ことばと日本語」を読んでとても驚いたものだ。本書にも最初の方に書かれていたが、そもそも世間で女ことばだ…

豊岡メソッド

21 大崎麻子 秋山基 日本経済新聞出版 副題は「人口減少を乗り越える本気の地域再生手法」である。夫が熱心に読んでおり、非常に感心したと言っているので読んでみ…

さいごの色街飛田

20 井上理津子 筑摩書房 2011年発行の本。もう13年前だ。飛田新地は、大阪西成区にある日本最大級の歓楽街。戦後の買春禁止法以降、遊郭は廃止されたが、この…

朱より赤く

17 窪美澄「夜に星を放つ」以来の窪美澄。副題は「高岡智照尼の生涯」である。 高岡智照尼は実在の人物。1994年に98歳でお亡くなりになったというから、ごく最…

ブルマーの謎

13 山本雄二 青弓社 「宮部みゆきが『本よみうり堂』でおすすめした本」で知った本。副題は「〈女子の身体〉と戦後日本」である。 ブルマーというのは、少し前の年…

Black Box

7 伊藤詩織 文芸春秋 東北三泊四日の旅に出た。JR東日本内乗り放題の「大人の休日倶楽部パス」様のおかげである。温泉に浸かって食って寝て、あとはひたすら読み放…

もっと悪い妻

4 桐野夏生 文芸春秋 悪妻が主人公の短編が六つ。悪妻というよりも悪母だな、というのもある。世間から見たら悪い女なんだろうけど、よくよく見てみると、悪いのは誰…

『女の世界』大正という時代

1 尾形明子 藤原書店 あけましておめでとうございます。年明けからさまざまな出来事があって波乱の幕開けとなりました。被災された方々が一日も早く安心して過ごせる…

ファティマ 辻公園のアルジェリア女たち

173 レイラ・セバール 水声社 パリ郊外の団地で暮らすアルジェリア移民女性たちが辻公園に集まってはおしゃべりに興じる。のんきな井戸端会議…というよりは、ひど…

女の子は本当にピンクが好きなのか

102 堀越英美 河出書房 うちの娘はピンクが嫌いだった。私服の幼稚園に通っていたので、着るものには苦労した。なぜかいただき物の衣類はピンクが多い。そして、彼…