残されたつぶやき

38 山本文緒 角川文庫 題名通り、SNSなどでつぶやかれた日記などを集めた一冊。亡くなる直前の「自転しながら公転する」中央公論文藝賞受賞の言葉が最後に収録さ…

女は太もも

35 田辺聖子 文春文庫 週刊文春連載エッセイを集めた本らしい。週刊文春の連載ってけっこうおもしろいものが多くて、椎名誠とか、小林信彦とか、好きだったなあ。田…

探しものは北欧で

33 森百合子 だいわ文庫 トランジットのために一泊したヘルシンキから、コペンハーゲンに移動したあたりまでに読んだのがこの本。北欧で北欧本を読む。 私は子ども…

思わぬところからの素敵

31 宮田珠己  新刊が出たらとりあえず即買いの宮田珠己である。「植物のふりした妖怪」同様、これもZINEなので一般書店では、たぶん買えない。ほしい人は、ネッ…

植物のふりした妖怪

29 村田あやこ 宮田珠己 路上園芸学会 著作はとりあえず即買いの宮田珠己と、路上園芸学会の村田あやこの共著。これは本というか、ZINEなんだそうだ。ZINE…

11 幸田文 新潮社 映画「PERFECT DAYS」を見てきた。役所広司の演技が素晴らしい。無口な男の役なのでほとんどセリフがないのに、思いが、感情がしみこ…

またたび

8 伊藤比呂美 中央公論社 旅のお供二冊目は伊藤比呂美である。絶対面白い、信頼の伊藤比呂美である。2000年に出された本の文庫化。どんだけ昔なんだい、と思いな…

忖度しません

6斎藤美奈子 筑摩書房 引き続きの斎藤美奈子である。2015年7月から2020年7月までPR誌「ちくま」に連載した、時事に即した、今読むと良い本の紹介エッセイ…

夜明けを待つ

2 佐々涼子 集英社インターナショナル 図書館から夫が借りてきて「つらい本だったが、今年のベストに入るかも」と言っていた。高野秀行が勧めていたらしい。なるほど…

本の栞にぶら下がる

178 斎藤真理子 岩波書店 韓国文学翻訳者による読書エッセイ集。旅のお供本が足りなくなって、夫から借りたのだけど、とても良い本であった。夫が「サワキが喜びそ…