読書

実力も運のうち 能力主義は正義か?

14 マイケル・サンデル 早川書房 「エルサレム〈以前〉のアイヒマン 大量虐殺者の平穏生活」ほどじゃないけれど、かなり苦闘した本。内容が固いこともあるけれど、…

読書

世界の納豆をめぐる探検(たくさんのふしぎ)

12 高野秀行 福音館 「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをやり、誰も書かない本を書く」がモットーの高野秀行の子供向け納豆本。ここ数年の彼のテーマ、…

読書

モップの精と二匹のアルマジロ

11 近藤史恵 実業之日本社 病院の待合室で、またもや読み本が足りなくなって、スマホに放り込んであった電子本に手を出す。最近はこういうことができるから、本不足…

読書

死ぬまでに行きたい海

10 岸本佐知子 スイッチ・パブリッシング 岸本佐知子は翻訳家である。彼女が翻訳したというだけで、もう、その本の面白さは半分くらい保証されている、と私は思う。…

読書

硝子戸のうちそと

9 半藤末利子 講談社 作者は夏目漱石の孫、昭和史研究家の半藤一利の妻。新宿区立漱石山房記念館名誉館長。六十の手習いで文章を書き始めたというが、背筋の伸びた、…

読書

ばあさんは15歳

8 阿川佐和子 中央公論社 どんな内容なのかも全然知らず、いったいなぜこれを借りてきたのかもわからず読んだ。というのも、図書館に予約を入れたのははるか前のこと…

読書

シャルロットの憂鬱

7 近藤史恵 光文社 近藤史恵は「ときどき旅に出るカフェ」以来かな。これも電子本。電車が長くて、もう一冊、スマホから読むことになりました。この人なら間違いない…

読書

京都で町家旅館はじめました

6 山田静 双葉社 電車の中で読み本が尽きてしまった。本読みの恐怖の一瞬である。ところが、夫が購入していた電子本がスマホにあるではないか。というわけで、自分で…

読書

もう生まれたくない

5 長嶋有 講談社 実は私、高所恐怖症です。高いところは全然だめだし、テレビで見るだけでも膝が笑う。高いところにいる状態を想像するだけで、スーッと背筋が寒くな…