読書

ルポ 誰が国語力を殺すのか

33 石井光太 文芸春秋 久しぶりの石井光太である。かつての彼の作品は、貧困や虐待などの話が中心で、ヒリヒリして痛い印象が強かった。だが、最近はもっと深いとこ…

読書

将棋指し腹のうち

32 先崎学 文芸春秋 「うつ病九段」の先崎学氏の本。お元気そうでよかった。前にも書いたが、先崎氏とはバックギャモンの大会でお会いしたことがある。この本にたび…

読書

言葉を失ったあとで

31 信田さよ子 上間陽子 筑摩書房 信田さよ子も上間陽子も、私が心から信頼する人である。信田氏はアディクション、ADの第一人者である。私は様々なことを彼女の…

読書

コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店

30 町田そのこ 新潮社 町田そのこ。なるほど、上手だよなあ、と思いながら、どこか違和感が残ることもある作家だった。それは、登場する子供たちがあまりにも大人び…

読書

この30年の小説、ぜんぶ 

29 高橋源一郎 斎藤美奈子 河出新書 旅行記にかまけていて、久しぶりの本の話。この本は副題が「読んでしゃべって社会が見えた」である。高橋源一郎と斎藤美奈子は…

旅行記

ジブラルタル・タンジェ・バルセロナ旅行記 10

ついに帰国の日がやってきた。チェックアウトの時、フロントの人に「タクシーを呼ぼうか?」と聞かれたが、「事前に予約してあるから大丈夫」と答える。そして、車に乗っ…