『百年の孤独』を代わりに読む

143 友田とん 早川書房 本書はガブリエル・ガルシア=マルケスの長編小説『百年の孤独』を、まだ読んでいない友人たちの代わりに読む、という試みを綴ったものであ…

村田喜代子の本よみ講座

22 村田喜代子 中央公論出版社 信頼し、尊敬する村田喜代子さんの本。これは、2019年から福岡で行われた読書講座の内容を収録したものだ。様々な分野にわたる本…

本の栞にぶら下がる

178 斎藤真理子 岩波書店 韓国文学翻訳者による読書エッセイ集。旅のお供本が足りなくなって、夫から借りたのだけど、とても良い本であった。夫が「サワキが喜びそ…

裁判官の書架

97 大竹たかし 白泉社 元東京高裁の裁判長による書評集。裁判官かよ、さぞかしお堅いつまらん文章だろうよ、と思ったら大間違い。誠実で素直で丁寧な語りにすっかり…

暗がりで本を読む

76 徳永圭子 本の雑誌社 どうやって読む本を選んでいるの?と、時々聞かれる。私の場合は朝日新聞の書評と「本の雑誌」が強い味方だ。「本の雑誌」は椎名誠が創刊し…

バーナード嬢曰く。

14 「バーナード嬢曰く。」施川ユウキ 一迅社 「オンノジ」の施川ユウキの作品。読書についての漫画と聞いて、読みたくなった。 実はこれ、キンドルで手に入れた。…

悪魔が本とやってくる

24 「悪魔が本とやってくる」吉野朔実 本の雑誌社   夫が借りてきた本。 それ、全部読んだことがあるでしょう、と言ったら、でも、全部新鮮に…

小泉今日子書評集

46 「小泉今日子 書評集」小泉今日子 中央公論社 小泉今日子は、読売新聞の書評委員を十年にわたって務め上げた。通常、二年で任期が終わるのだが、余人を持って代…