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「神去なあなあ夜話」 三浦しをん 徳間書店
「神去なあなあ日常」の続編です。市の図書館に予約を申し込んだら、気が遠くなるほどの順番待ちでした。ところが、図書ボランティアで中学校の図書室に行ったら、さびしく書棚に置かれたまま、放置されているではありませんか。おお、お宝がこんなところに。だから図書ボランティアはやめられない。
前の本で、突然、林業に放り込まれた主人公が暮らす神去村のいろいろな歴史や謎がだんだん解き明かされていきます。それとともに、主人公の恋にも進展が・・・。彼が惚れているのがなかなか素敵な女性だということも、わかります。
大量の薪を遺してぽっくり死んだ三郎じいさんの親父のエピソードには泣きました。何のことかわからなかったら、ぜひ、読んでください。
2013/2/8