読書

マジョガリガリ

28 森達也 エフエム東京 「マジョガリガリ」とは「魔女狩り」狩り・・のことである。糸井重里が、森達也の仕事を評してそういった、そうである。 森達也は以前から…

読書

じい散歩

27 藤野千夜 双葉社 妻、英子八十八歳、夫、新平、八十九歳。深夜に妻がしくしく泣いていることに夫が気がつくところから物語は始まる。大丈夫かと聞くと、大丈夫だ…

読書

半席

26 青山文平 新潮社 基本的に、ミステリはそれほど好きじゃない。というのは、殺人とか犯罪とかが前提だからだ。人が死ぬ話が好きじゃないので、ミステリを読むとき…

読書

風よあらしよ

25 村山由佳 集英社 伊藤野枝については、以前、「村に火をつけ、白痴になれ 伊藤野枝伝」栗原康 岩波書店を読んだことがある。 あの本は、伊藤野枝を語ることで…

読書

レストラン「ドイツ亭」

24 アネッテ・ヘス 河出書房新社 エーファはフランクフルトのレストラン「ドイツ亭」を営む家庭の次女。姉は看護師、歳の離れた弟はまだ小学生である。通信販売の会…

マンガ

う(1)~(4)

23 ラズウェル細木 講談社 ラズウェル細木のマンガである。夫が電子書籍で買った。電車移動や新幹線内で読む本がなくなった時の保険である。私も数ヶ月かけてぼちぼ…

読書

島へんろの記

22 内澤旬子 光文社 内澤旬子。新刊が出たらとりあえず、読む作家の一人である。小屋を借り、子豚を三匹自力で飼育して屠殺し、食べるまでを実体験して本を書く(「…

読書

昭和遊女考

21 竹内智恵子 未来社 結婚した当初、私達は仙台に住んでいた。街なかにある仕事場から裏通りを通って帰ると、途中に古びた木造の建物が並ぶ道があった。二階建てで…

読書

きよしこ

20 重松清 新潮社 重松清は、「流星ワゴン」を読んだ。それ以外にも読んだことがあるかもしれないが、覚えていない。そして、「流星ワゴン」はあんまり面白くなかっ…

読書

アトリエ雑記

19 牧野 伊三夫 本の雑誌社 絵を描ける人はいいな、とよく思う。目に止まったもの、心惹かれたものの形を、捉えたままに残せるのが羨ましい。どんなに文字で書き起…