同志少女よ、敵を撃て

64 逢坂冬馬 早川書房 何度か書いているけれど、人が死ぬ話は嫌いなのよ、基本的に。だのに、これはもうあなた、じゃんじゃん人が死ぬ。殺すし殺されるし殺し合うし…

らんたん

60柚木麻子 小学館 正直言って、感想を書くのが難しい本である。主人公は恵泉女学園を創設した河井道と一色ゆりという二人の女性である。恵泉女学園ができるまでとそ…

ソ連兵へ差し出された娘たち

58 平井美帆 集英社 戦前、日本は満州を植民地とし、そこへ開拓団を送り込んだ。国策として日本中で開拓団が組織された。もともと住んでいた村の分村として、家族親…

世界史の新常識

36 文芸春秋編 上の息子が赤ん坊のころからのママ友が教えてくれた本。世界史と言えば、全くの世界史音痴だった私が、娘が高校生の時に教科書を借りて勉強しなおした…

サザエさんの〈昭和〉

35 鶴見俊輔 齋藤愼爾 編 柏書房 なぜこの本を読むことになったかというと、まず、「人間晩年図鑑1990~1992」に長谷川町子の晩年が載っていたからである…

昭和を語る 鶴見俊輔座談

34 晶文社 鶴見俊輔を読むのは「敗北力」以来だろうか。私はこの哲学者を信頼している。だが、いまさら昭和について語った対談なぞを読んでどれだけ意味があるのだろ…

人間晩年図鑑1995~99年

17 関川夏生 岩波書店 1990~94年が面白かったので、さっそく続編を読む。年代的に同じ時代を生きた人が死んでいくので臨場感が増すというか、現実に亡くなっ…

人間晩年図鑑1990~94年

15関川夏生 岩波書店 子供のころの読書の記憶に人名事典がある。立派な辞典なんかじゃなくて、ボール紙の薄っぺらい緑色の表紙がついたポケットサイズの安っぽい本で…

こわくてゆかいな漢字

3 張 莉 二玄社 作者は中国から日本に留学して京大で漢字学を学んだ女性。漢字の字源を調べると、現在の意味と共通しているものも多くあるが、違った意味になってい…