江分利満家の崩壊

136 山口正介 新潮社 「瞳さんと」の山口治子を看取った、息子の正介氏が書いた本。この人が、父親の山口瞳の最期を描いた「ぼくの父はこうして死んだ」も読んだこ…

瞳さんと

130 山口治子 聞き書き 中島茂信 小学館 山口瞳。十数年前に、結構はまって何冊も読んだ。日常のエッセイが多かった。「血族」では母親の実家が遊郭だったという…

虚業成れりー「呼び屋」神彰の生涯

121 大島幹雄 岩波書店 「ルコネサンス」に登場した、有吉佐和子の元夫にして有吉玉青の父、神彰の生涯を追った本。日本の敗戦から高度成長期にかけて、ドン・コザ…

高野長英(鶴見俊輔集 続3)

120 鶴見俊輔 筑摩書房 「昭和を語る 鶴見俊輔座談」以来の鶴見俊輔である。彼を信頼し、尊敬しながら、学者としての功績を実はほとんど知らない私である。全集は…

奇跡

113 林真理子 講談社 この物語は、梨園(歌舞伎役者の世界)の妻が世界的な写真家と出会って、役者となる息子を育てながら婚家を離れ、写真家と再婚し、再婚相手が…

最後の角川春樹

71 伊藤彰彦 毎日新聞出版 角川春樹という人物に、そもそもあまり興味はない。私は、もともとそんなに映画は見ない。ただ、文庫本には若いころからずっとお世話にな…

らんたん

60柚木麻子 小学館 正直言って、感想を書くのが難しい本である。主人公は恵泉女学園を創設した河井道と一色ゆりという二人の女性である。恵泉女学園ができるまでとそ…

問題の女 本荘幽蘭伝

55 平山亜佐子 平凡社 本荘幽蘭の名を知ったのは「折口信夫の青春」からだったと思う。そこからがぜん興味がわいて資料を探したあげく、見つけたのが「女のくせに …

コブのない駱駝

31きたやまおさむ「心」の軌跡 岩波書店 北山修は以前から気になって何冊も読んでいる。「幻滅と別れ話だけで終わらないライフストーリーの紡ぎ方」「帰れないヨッパ…