田中正造と足尾鉱毒事件を歩く

42 布川了(文) 堀内洋助(写真) 随想舎 某美術館の小口一郎展のチケットを思いがけずに貰ったので(おめでとうございます!あなたはこの展覧会の○○番目の入場…

牧野富太郎の恋

22 長尾 剛 朝日新聞出版 昨年の秋、高知旅行で高知県立牧野植物園へ行った。良い植物園であった。東京の練馬区立牧野記念庭園にも行ったことがある。小さいけれど…

破れ星、流れた

15 倉本聰 幻冬舎 皆さま、お久しぶりです。半月間ほど家を離れておりました。PCのない環境だけど、タブレットがあればブログくらい書けるかなと思ったら、やっぱ…

天、共に在り アフガニスタン三十年の闘い

5 中村哲 NHK出版 昨年末、夫が大阪の会合に出席した。見たいと思っていた映画がたまたまその時大阪でやっていたので、新幹線の時間を睨みながら見てきた、良かっ…

夏日狂想

1 窪美澄 新潮社 窪美澄は「朔が満ちる」以来である。この作品は、中原中也(作中では水本正太郎)と小林秀雄(作中では片岡武雄)が奪い合った女性がモデルとなって…

仕事でも、仕事じゃなくても

157 よしながふみ フィルムアート社 よしながふみへのロングインタビューをまとめた本。よしながふみも良いが、聞き手の山本文子も素晴らしい。 幼少期から、小、…

さよなら、野口健

155 小林元喜 集英社インターナショナル 野口健って何なんだろう、と思っていた。七大陸最高峰世界最年少登頂の記録を持ち、富士山やエベレストで清掃活動をし、ネ…

江分利満家の崩壊

136 山口正介 新潮社 「瞳さんと」の山口治子を看取った、息子の正介氏が書いた本。この人が、父親の山口瞳の最期を描いた「ぼくの父はこうして死んだ」も読んだこ…

瞳さんと

130 山口治子 聞き書き 中島茂信 小学館 山口瞳。十数年前に、結構はまって何冊も読んだ。日常のエッセイが多かった。「血族」では母親の実家が遊郭だったという…