父ではありませんが 第三者として考える

37 武田砂鉄 集英社 「開局70周年記念TBSラジオ公式読本」以来の武田砂鉄である。ラジオ好きなので、武田砂鉄にもシンパシーを持っている。中央線沿線育ちらし…

ルポ 誰が国語力を殺すのか

33 石井光太 文芸春秋 久しぶりの石井光太である。かつての彼の作品は、貧困や虐待などの話が中心で、ヒリヒリして痛い印象が強かった。だが、最近はもっと深いとこ…

神さまってなに?

13 森達也 河出書房新社 「14歳の世渡り術」というシリーズの中の一冊。なるほど、14歳辺りで読むにはよい本かもしれない、と思う。 宗教は難しい。私のことを…

萩尾望都がいる

128 長山靖生 光文社新書 「一度きりの大泉の話」以来、萩尾望都を何冊か読み返したりしている。この本は、彼女の大ファンであるまんが評論家(であり、歯科医でも…

女ことばと日本語

75 中村桃子 岩波書店 この本は、このブログのコメント欄で教えていただいたように思うのだけれど、今、探してもなぜか見つからない。教えてくださった方、ありがと…

ドンキにはなぜペンギンがいるのか

50 谷頭和希 集英社 ドン・キホーテ(通称ドンキ)というチェーンストアを、私は最近まで知らなかった。話には聞いていたが、近所になかったし、わざわざ行くことも…

サザエさんの〈昭和〉

35 鶴見俊輔 齋藤愼爾 編 柏書房 なぜこの本を読むことになったかというと、まず、「人間晩年図鑑1990~1992」に長谷川町子の晩年が載っていたからである…

昭和を語る 鶴見俊輔座談

34 晶文社 鶴見俊輔を読むのは「敗北力」以来だろうか。私はこの哲学者を信頼している。だが、いまさら昭和について語った対談なぞを読んでどれだけ意味があるのだろ…