おさがしの本は

おさがしの本は

2021年7月24日

「おさがしの本は」門井慶喜

司書になればよかったかなあ、と思う事が時々ある。
若い頃は、司書なんて、本の外側を扱うだけでつまんないじゃん、なんて、勝手に思ってた。
モノ知らずだったなあ。

この本は、図書館のレファレンス・カウンター担当者が主人公。
本への愛情と熱意がなければできない仕事だって、読んでいてよくわかる。
本の謎を解き、図書館の危機を救う主人公は、私から見れば、すっげーかっこいい。

ぼやぼやしてこの年になってしまって、これから司書資格をとってもなあ・・・と、ため息をついてしまったわ。
若い頃に戻りたい、とあんまり思わないタチなんだけど、戻れたら、司書資格だけは取っておこう。

2009/10/20